ぺちゃんこになった羽毛布団はふかふかに戻せる!?



みなさんこんにちは!アール城南寝具です!

昨日の朝は各地でこの冬一番の冷え込みだったようですね。
まだまだ布団から出るのが寒くて辛い・・・そんな朝が続きそうですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

暖かいのに軽くてふんわりしているなどさまざまな良さのある羽毛布団ですが、天然羽毛を使用している羽毛布団のいちばんの魅力はふわふわのボリューム感ではないでしょうか。
しかし、長年使用しているとだんだんボリューム感が失われ、気付いたらぺちゃんこになっていた…という経験のある方も多いのではないかと思います。

今回は、羽毛布団がぺちゃんこになってしまう原因やその解決策をご紹介します。

そもそも、羽毛布団とは?
羽毛布団とは、水鳥のふわふわとした胸元の羽毛(ダウン)を詰め物として使用している布団の総称です。軽くて柔らかく、寒い時にはふわっと膨らんで空気を含ませることで温かさを維持したり、暑い時にはきゅっと縮まって籠った空気を外に出したりする性質があります。
羽毛布団には水鳥のふわふわとしたダウンが50%以上含まれているので、見た目のボリュームからは想像できないくらい軽量です。
水鳥の種類はグース(ガチョウ)・ダック(アヒル)に分けられ、グースの方が良品・高級品と言われています。
また、羽毛はたんぽぽの綿毛のように広がっていますが、このサイズが大きく放射状に密生している羽毛ほど質の良いダウンとして取り扱われています。

また、混同されがちな羽毛布団と羽根布団ですが、双方の違いは羽の種類と比率です。
羽毛布団の詰め物に使われているのは、ダウンと呼ばれる羽毛です。このダウンを50%以上含んでいるものが羽毛布団に分類されます。
一方の羽根布団には、フェザーと呼ばれる羽軸(羽の中心軸)のついた詰め物が使われています。このフェザーが50%以上含まれているものを羽根布団としています。



羽毛布団のボリューム感がなくなる原因とは?
羽毛布団のボリューム感がなくなってしまう主な原因は、以下の4つがあります。

羽毛布団が湿気を吸収して羽毛がへたる
わたしたちは、一晩でコップ1杯分の汗をかくと言われています。
羽毛布団に使われているダウンは保湿性だけでなく吸湿性にも優れており、寝汗や寝室の湿気もしっかり吸収してくれることで快適に眠ることができます。しかしそのまま乾かさないで使用していると、どんどん布団の中に湿気が溜まっていきます。
湿気を含んだ状態が長く続くことによって羽毛の繊維が劣化して固くなり、ふんわりとした空気の層を作れなくなることで元のような柔らかい状態には戻らなくなってしまいます。

埃や汚れが付着して羽毛が絡まる
羽毛はたんぽぽの綿毛のようにふわふわと膨らんでいますが、毎日使っている間に布団の中に埃や皮脂などが蓄積されて羽毛が汚れていきます。汚れが付着して羽毛同士がくっついてしまうと、ふわふわとした状態を維持することができなくなりぺちゃんこになってしまいます。

長期間圧縮されていた
布団を長期間収納していたり、圧縮袋に入れていた場合、羽毛が押しつぶされてダウンボール(羽毛の繊維)が壊れてしまうことがあります。

経年劣化による寿命
長年使用していると羽毛がちぎれたり、布団の生地が劣化して羽毛が偏ってしまうことがあります。



羽毛布団をふかふかに戻す方法
ぺちゃんこになってしまった羽毛布団のボリューム感を復活させる主な方法をご紹介します。

風通しの良いところに干して湿気を飛ばす
羽毛布団がぺちゃんこになる最大の原因は湿気です。ボリューム感を復活させるには、布団の中に溜まってしまった湿気を逃がしてしっかり乾かすことが大切です。
羽毛は通気性が良いという特徴もあるので、天気が良い日に風通しの良い場所に数時間陰干しておくだけでも湿気を飛ばすことができます。ただし、羽毛布団はとてもデリケートなため、直射日光に長時間当てると痛んでしまうので注意が必要です。シーツやカバーで覆って直接日光を当てないように干しましょう。
また、羽毛布団を干す時には、天気や時間帯も重要です。雨が降った翌日や雨が降る予報になっている日など、湿度が高くなりやすい日は避けましょう。風が強すぎる日も埃が舞って羽毛に汚れが付着してしまうので、風が強くない日に1~2時間ほど、湿度が高くなる早朝や夕方を避けて、午前10時以降~14時頃の空気が乾燥している時間帯に干すのがベストです。

コインランドリーで洗濯・乾燥させる
洗濯可能な羽毛布団であれば、コインランドリー洗濯・乾燥させることもできます。容量が少ない洗濯機では羽毛布団の生地同士が擦れやすく、摩擦による摩耗のリスクがあるため、コインランドリーの大型洗濯機・乾燥機を活用しましょう。

羽毛をほぐして整える
羽毛が取り出せるようであれば、布団を乾燥させた後に羽毛同士をほぐして整えましょう。洗濯などの影響でくっついて絡まった羽毛は元通りになりにくいため、直接手でほぐして空気を含ませることで、ボリューム感を復活させることができます。

クリーニング店に出す
基本的に羽毛布団は自宅での洗濯ができない場合が多いので、リスクや手間を考えるとクリーニングへ出して、羽毛布団のボリューム感を取り戻すのは有効的です。
外側の布地の汚れや羽毛の汚れも綺麗に落とせるので、清潔さを保つことができます。

リフォーム(打ち直し)を依頼する
リフォームとは、羽毛布団のメンテナンスのことです。長年使用して傷んでしまった羽毛布団をもう一度、新品のようなふわふわの状態に復活させたいと思う方におすすめな方法です。
羽毛布団のリフォームは大きく分けて、布団生地の交換と羽毛の補充とがあります。
布団を解体して中身の羽毛を取り出し、綺麗に洗浄して再計量します。穴があいたりして量が減っている場合は、再充填(補充)を行います。
今まで使用していた羽毛布団を捨てずに、中身をそのまま再利用できるため、環境にも経済的にもやさしい方法です。





軽くて暖かい羽毛布団はとてもデリケートなので、布団の状態により適切なお手入れをすることが大切です。
正しいメンテナンスをすることでふわふわの状態を保ち長く愛用することができますので、是非お手入れの際の参考にしてみてください。





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